Androidアプリの作り方

用語一覧

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用語 説明 備考
オブジェクト指向 ・ソフトウェアの設計や開発において、操作手順よりも操作対象に重点を置く考え方。
・オブジェクトは「データ」と「メソッド」によって成り立っている。
パッケージ ・複数のクラスをパッケージに所属させて分類管理する。
・パッケージ名はソースコードの先頭に記載する。
package 所属させたいパッケージ名;
クラス ・Javaではプログラムを全て「クラス」で表現する。
・クラスとは何かを実行する物体の設計図のようなもの。
・クラスは、最も小さな「プログラムのかたまり」でJavaではそれぞれの機能ごとに「クラス」というかたまりとして定義される。
・クラスには属性を表す変数と、操作を表すメソッドを定義する。
・クラスに用意した変数やメソッドを総称してメンバと呼ぶ。
・「クラス名」と「ファイル名」を同じにする。
class クラス名 {
属性(メンバ変数)
操作(メソッド)
}
コンストラクタ ・オブジェクトを生成したとき、自動的に呼び出される特殊なメソッドで、基本的にオブジェクトの初期化を行う。 クラス名(引数1, 引数2・・・){
オブジェクトの初期化処理
}
インスタンス ・インスタンスとは、事例、事実、例などの意味をもつ英単語。
・クラスは「設計書」「何かを実行する物体の設計書」⇒設計書から作成された製品を「インスタンス」⇒クラスを参照しインスタンスを生成することを「インスタンス化」。インスタンスの生成にはnewを使う。
・インスタンスを生成するには2つの作業が必要。
①インスタンスを扱う変数を宣言する。
②インスタンスを生成し、①で宣言した変数を使えるようにする。
クラス名 変数名 = new クラス名();
メソッド ・メソッドとは一般的には方法、方式のこと。
・メソッドは関数。役割、命令のこと。複数の命令をまとめた元がメソッド。
・メソッドには必ず後ろに( )がつく。( )のさらに後ろに{ }を書いてその中に命令内容を書く。
[修飾子] 戻り値の型 メソッド名(引数の型 引数, ...) {
メソッドの処理
[return 戻り値;]
}
メンバ変数 ・メンバ変数はクラスのメンバとして定義される変数である。
・メンバ変数はフィールドとも言われそのクラスが持つべき属性を表現するために使用し、インスタンス変数とstatic変数の2種類がある。
・int、doubleなどの基本型だけでなく、クラス型、配列型の変数も宣言できる。
・一般的にメンバ変数のアクセス属性はprivateにする。
データ型 メンバ変数;
ローカル変数 ・ローカル変数はメソッド内で定義される変数である。
・そのメソッド内だけで有効
引数 ・引数とは、メソッドに渡すデータ(文字、数値など)のことで、メソッドの後ろのカッコ()の中にあるもの。
・複数使用する時はカンマ,で区切る。
メソッド名(第1引数,第2引数,第3引数,・・・);
スレッド ・スレッドとは1つの処理の流れを示す単位
・マルチスレッドとは複数の処理を同時に走らせること
Context
(コンテキスト)
・Contextとは、Application、Activity等の親クラスでアプリケーションに関する様々な情報へのインタフェース。
・アプリ全体の状態を持ち、グローバル情報(パーミッション、アプリケーションの環境情報、アクティビティの起動とかブロードキャスト、インテントの受け取り)を受け渡す。
・Contextを取得することでグローバル情報へアクセスすることが可能。
<Application>Android アプリ全体を統括するもの。 アプリケーションが起動してから終了するまでのライフサイクルを管理。
<Activity>1つの画面を統括するもの。バックグラウンドに移るか、終了するまでのライフサイクルを管理。