javaの変数
javaの変数
- Javaにおける変数は7種類ある
- ローカル変数 ⇒ メソッド内に記述し、そのメソッドが実行中の間だけ有効となる。
- インスタンス変数 ⇒ メソッド外に記述し、各インスタンスに対して1つ存在。フィールド、データメンバ、メンバ変数とも呼ばれる。staticは付けない。(staticが付くとクラス変数になる)
- クラス変数 ⇒ クラスに対して1つ存在。静的メンバ変数、静的フィールドとも呼ばれ、同一クラス・派生クラスで共有される変数である。
- 配列の要素
- メソッドの引数
- コンストラクタの引数
- 例外処理ハンドラの引数
- 最初に変数の「宣言」をし、変数の型と変数名を記述して最後に「;」(セミコロン)を書く。⇒ int num; 同じデータ型の複数の変数の宣言 ⇒ int a, b, c;
- 使用できる文字はA~Z、a~z、0~9、アンダーバー(_)、$ (例) name, user, num03
- 先頭文字には数字の0~9は使用できない。 (例) 100countなどは不可
- 大文字と小文字は区別される。 (例) numとNumは別の変数として扱われる
- 予約語は使用できない。 (例) classやprivateなどの予約語は使用できない
変数名の付け方
- public と static 以外 : 変数名は m で始める ⇒ 例:int mPackagePrivate; private int mPrivate; protected int mProtected;
- static : 変数名は s で始める ⇒ 例:private static MyClass sSingleton;
- public : 小文字で始める ⇒ 例:public int publicField;
- 定数 : アンダースコアを含む大文字だけにする ⇒ 例:public static final SOME_CONSTANT;
データ型の一覧
種類 | 型の名前 | 説明 | 値の範囲 | 利用頻度 |
---|---|---|---|---|
整数型 0や1などの整数を扱うデータ型。小数点を含むデータは扱えない。 |
byte | かなり小さな整数 8ビット整数 |
-128 ~ 127 | △ |
short | 小さな整数 16ビット整数 |
-32,768 ~ 32,767 | × | |
int | 普通の整数整数 32ビット整数 |
-2,147,483,648 ~ 2,147,483,647 (約±21億) | ◎ | |
long | 大きな整数 64ビット整数 |
-9,223,372,036,854,775,808 ~ 9,223,372,036,854,775,807 (約±900京) | ○ | |
浮動小数点型 小数点が前後に移動することを指す。誤差が生じるので正確な金額計算には不向き。あくまで概算の計算をする場合などに使用。 |
float | 少し曖昧でも良い小数 32ビット単精度浮動小数点数 |
約(-)3.40282347E+38(約6~7桁の精度) | × |
double | 普通の小数 64ビット倍精度浮動小数点数 |
(-)1.79769313486231570E+388(15桁の精度) | ○ | |
論理型 true/falseのいずれかしか持たない型。 |
boolean | 「true」か「false」 真偽値 |
「true」か「false」 | ○ |
文字型 一つの文字を扱う型。文字列ではない。 一重引用符(シングルコーテーション)「’」で文字を囲む。 |
char | 1文字だけ 16ビットUnicode文字 |
\u0000 ~ \uFFFF | △ |
文字列型 複数の文字(これを文字列)を表現する型を使用。 二重引用符(ダブルコーテーション)「”」で文字列を囲む。 |
String | 文字列(複数の文字) | 扱えるデータの長さはint型と同じ(約21億) | ◎ |