Androidアプリの作り方

javaの変数

javaの変数

  1. Javaにおける変数は7種類ある
    1. ローカル変数 ⇒ メソッド内に記述し、そのメソッドが実行中の間だけ有効となる。
    2. インスタンス変数 ⇒ メソッド外に記述し、各インスタンスに対して1つ存在。フィールド、データメンバ、メンバ変数とも呼ばれる。staticは付けない。(staticが付くとクラス変数になる)
    3. クラス変数 ⇒ クラスに対して1つ存在。静的メンバ変数、静的フィールドとも呼ばれ、同一クラス・派生クラスで共有される変数である。
    4. 配列の要素
    5. メソッドの引数
    6. コンストラクタの引数
    7. 例外処理ハンドラの引数
  2. 最初に変数の「宣言」をし、変数の型と変数名を記述して最後に「;」(セミコロン)を書く。⇒ int num; 同じデータ型の複数の変数の宣言 ⇒ int a, b, c;
  3. 使用できる文字はA~Z、a~z、0~9、アンダーバー(_)、$ (例) name, user, num03
  4. 先頭文字には数字の0~9は使用できない。 (例) 100countなどは不可
  5. 大文字と小文字は区別される。 (例) numとNumは別の変数として扱われる
  6. 予約語は使用できない。 (例) classやprivateなどの予約語は使用できない

変数名の付け方

  • public と static 以外 : 変数名は m で始める ⇒ 例:int mPackagePrivate; private int mPrivate; protected int mProtected;
  • static : 変数名は s で始める ⇒ 例:private static MyClass sSingleton;
  • public : 小文字で始める ⇒ 例:public int publicField;
  • 定数 : アンダースコアを含む大文字だけにする ⇒ 例:public static final SOME_CONSTANT;

データ型の一覧

種類 型の名前 説明 値の範囲 利用頻度
整数型
0や1などの整数を扱うデータ型。小数点を含むデータは扱えない。
byte かなり小さな整数
8ビット整数
-128 ~ 127
short 小さな整数
16ビット整数
-32,768 ~ 32,767 ×
int 普通の整数整数
32ビット整数
-2,147,483,648 ~ 2,147,483,647 (約±21億)
long 大きな整数
64ビット整数
-9,223,372,036,854,775,808 ~ 9,223,372,036,854,775,807 (約±900京)
浮動小数点型
小数点が前後に移動することを指す。誤差が生じるので正確な金額計算には不向き。あくまで概算の計算をする場合などに使用。
float 少し曖昧でも良い小数
32ビット単精度浮動小数点数
約(-)3.40282347E+38(約6~7桁の精度) ×
double 普通の小数
64ビット倍精度浮動小数点数
(-)1.79769313486231570E+388(15桁の精度)
論理型
true/falseのいずれかしか持たない型。
boolean 「true」か「false」
真偽値
「true」か「false」
文字型
一つの文字を扱う型。文字列ではない。
一重引用符(シングルコーテーション)「’」で文字を囲む。
char 1文字だけ
16ビットUnicode文字
\u0000 ~ \uFFFF
文字列型
複数の文字(これを文字列)を表現する型を使用。
二重引用符(ダブルコーテーション)「”」で文字列を囲む。
String 文字列(複数の文字) 扱えるデータの長さはint型と同じ(約21億)